科学的・医学的に見てサウナの効果を最大限発揮する正しいサウナの入り方について説明していきます。

まず、サウナの正しい入り方についてお伝えします。

科学的に正しいサウナの入り方

「サウナ→水風呂→外気浴」を3~4セット

まずは上記を極力守るようにしてください。

それとは別に非常に重要なのは、「自分が気持ち良い」状態であることを意識してください。

サウナでよくある誤解は、苦しそう、修行みたいなどですが、それは大きな勘違いです。

サウナは快楽です。

「自分が気持ち良い」状態であることはサウナの正しい入り方の大きな目安になるので、参考にしてください。

ではなぜ、上記のサウナの入り方が良いのか解説していきます。

まずは、「気持ちが良い」状態と伝えましたが、「気持ちが良い」状態とは自律神経が活性化している状態です。

自律神経が活性化している状態であれば、サウナの極限状態は辛くなくなるのです。

反対に辛い状態であれば、自律神経が活性化していないので、よろしくない状態とも言えます。

サウナの禁止事項

1セット中に余計なことをしてはいけない。

例えば、サウナに入った後に、外気浴をしてから、普通のお風呂に入った後に水風呂に入るなどです。

サウナの良いところは体を極限状態まで追い込み自律神経を活性化させることに意味がありますので、適温で快適に過ごしてしまってはサウナのメリットがなくなってしまいます。

 

水風呂→外気浴は素早く行動するようにしましょう。

理由は、水風呂が終わった瞬間から、「ととのう」時間が始まってしまうからです。

 

最終セットは、「サウナ→水風呂→水シャワー」がおすすめです。

外気浴で体の芯を冷やさずに、水シャワーで皮膚の表面だけを冷やすことで毛穴を引き締めます。

水シャワーによって、冬はポカポカした状態が続きやすくなり、夏はダラダラと汗をかかなくて住むことになります。

また、水風呂に入って、体がキンキンに冷えた状態なので、水シャワーよりも体温の低いため、冷たく感じません。

また、水シャワー自体にも人体に良い影響を与えることが科学的に証明されています。

 

サウナを3~4セットを行うと、500~1000mlの水分を体内から失うことになります。

従って、セットごとにこまめに水分を補給するようにしましょう。

 

サウナの種類

サウナには、複数の種類があります。

大きくウェットサウナとドライサウナに分かれます。

ウェットサウナの中には、フィンランド式サウナ、スチームサウナ、ミストサウナ、塩サウナ、スモークサウナなどがあります。

ドライサウナの中には、遠赤外線サウナ、高温サウナなどです。

ドライサウナの特徴は温度が高く、湿度が低いことです。

ドライサウナは、皮膚や目が乾燥するため、心地よく感じない人もいることでしょう。

ウェットサウナの特徴は、ドライサウナよりも温度が低く、湿度が高いことです。

 

ドライサウナとウェットサウナはどちらが深部体温を温めることが出来るのか

研究では、平熱36.8の場合、室温91度のドライサウナを15分3回繰り返した場合、深部体温は38度になりません。

しかし、室温60度のウェットサウナを15分2回繰り返した時に深部体温が38度になります。

 

サウナに入る前に

サウナに入る前に必ず髪や体を洗いましょう。

サウナ用語で身体を清めると言います。

身体を清めることで、サウナ室や水風呂や休憩椅子を汚さないようにします。

いわゆる、サウナ利用者のマナーに該当します。

身体を清めた後、冬であれば、お風呂に数分入ると気持ち良いかと思います。

夏であれば、水シャワーを少し浴びておくと、サウナで気持ちよくなれるかと思います。

サウナ室は場所によって、温度が大きく異なります。

熱は高い所に集まるので、高い場所は温度が高くなります。

階段式のサウナ室の場合、一段違うごとに10度も温度が異なります。

ヒーターの目の前も熱くなります。

従って、ヒーターの正面で最上段が1番熱い場所となります。

ちなみにヒーターの近くだと、乾燥しやすくなるのでおすすめできません。

ヒーターの正面だと、身体の温まり方にムラができるのでおすすめできません。

ロウリュが出来るサウナの場合、湯気が横に流れるので、ストーブ横の上段が1番熱くなります。

ロウリュとはストーブに水をかけて蒸気を発生させることです。

サウナ室のほとんどは階段式になっており、椅子に座るようなタイプの場所がほとんどですが、椅子に座るような姿勢でサウナ室内にいることはあまりおすすめではありません。

なぜなら、椅子に座る姿勢だと、身体の温度が場所によって変わってしまうからです。

サウナ室内は上にいくほど高温になりますが、人間の頭の位置と足の位置では高さが全然異なるので、体温にムラが生じるのです。

身体が熱いと思っていても、実は足が温まっていないということはあります。

足が温まっていない状態で、水風呂に入っても、ととのいづらい状態なのです。

従って、サウナは身体の高低差を出来るだけ無くして、全身を温めるように入るのがベストです。

具体的には、横になるのが一番良いですが、他人に迷惑をかけてしまいやすいですし、寝てしまったら大変危険です。

なので、あぐらで座るか、体育座りが良いでしょう。

 

ロウリュとはフィンランド語で「蒸気」という意味です。

ロウリュは、サウナストーブの上で熱せられた石に水をかけて蒸気を発生させます。

蒸気を発生させると湿度が上がるので、体感温度も上がります。

お店によっては、機械で自動的にロウリュをしてくれる所もあります。

但し、サウナストーブがあるからといって、セルフロウリュが出来るお店とは限りませんので、注意してください。

ロウリュをするときは、ゆっくり少しずつ水をかけるのが基本です。

 

アウフグースとは、サウナ室の中で、タオルを用いて熱い風を送ることを言います。

アウフグースを行う人を日本では熱波師と呼んでいます。

ドイツサウナ協会では、アウフグースに認定制度が設けられているほど、知識と経験が求められる行為となっています。

日本では、認定制度は義務付けられていないあため、一部危険なアウフグースを行ってしまいる所もあったりします。

アウフグースはただ風邪を送って熱くすれば良いというわけではありません。

サウナストーンにたくさんの水をかけて熱波を送ると火傷してしまう時もあるので、大変危険です。

 

熱波には大きく3つの種類があります。

エンターテイメント型、リラックス型、混合型です。

エンターテイメント型はパフォーマンスやお客さんとの声の掛け合いなどで、サウナの一体感を主張するスタイルです。

リラックス型は、静かにゆっくりと心地よい風を送るスタイルです。

混合型は、エンターテイメント型とリラックス型の両方を取りいれたスタイルです。

どれが良いとかはありませんので、自分の好みや体調に合わせて熱波のスタイルを選べばよいでしょう。

 

アウフグースは人気があるため、アウフグースを行う前にサウナに入って、場所取りをしている人も多くいます。

あくまでも無理をしない範囲でアウフグースを受けるようにしましょう。

無理だと思ったら、アウフグース中でも構いませんから、サウナ室から退室するようにしましょう。

 

 

サウナ室を出る時間は心拍数で判断しましょう。

サウナを出るタイミングを時間で決めている人もいるかもしれませんが、時間を判断基準にしてしまうと体調やサウナ室の環境によって、大きく変わってしまいます。

従って体内の自律神経を目安にサウナ室を出る時間を決めるのがベストです。

自律神経の状態を見極めるには脈拍で判断すると客観的に判断できます。

脈拍の目安は通常時の2倍が目安です。

心拍数は人によって多少異なりますが、私の場合は1分間に60回程度なので、サウナに入って心拍数が120回程度になったら、サウナを出ることにしています。

しかし、人によっては通常の脈拍が高い場合もあります。

例えば通常の心拍数が100回程度の人であれば、2倍の場合200回にもなってしまいます。

これでは、心臓にかなり負担がかかってしまいますので、ジョギングした時の脈拍数を参考にしましょう。

サウナ自体には軽いエクササイズと同等の負荷を心血管系に与えます。

他の判断基準として背中が温まったかどうかに注目するのもおすすめです。

人間の感覚は手と顔が敏感であるため、熱さを感じやすくなります。

手と顔が熱くなったからといって、全身が温まっているわけではありません。

そこで、全身が温まったかどうかは背中の中心が温まったかどうかで判断するようにしましょう。

なぜなら、背中の中心は深部体温を感知できる場所なのです。