前提知識

座って勉強するは身体に悪いので、みんなで勉強環境を変えていくべきだというUCLAの研究

勉強をしている時はどのような姿勢でいますか。

椅子に座って机で勉強する人が多いことでしょう。

しかし、椅子に座って勉強することは良くありません。

というのも、「座りっぱなしは体に悪い」ということは昔から指摘されています。

実際にイギリス政府が世界に先駆けて2011年に英国身体活動指針というガイドラインを出しています。

これは「就業時間中に少なくとも2時間、理想は4時間座っている時間を減らして、立ったり、歩いたりするべきである」という内容のものでした。

最近でも「座りすぎは寿命が縮む」というメタ分析も報告されています。

学生やデスクワーカーには恐ろしい話ですよね。

今回UCLAの研究では、座りすぎの悪影響がとても大きいということが判明しました。

研究内容

座って勉強するは身体に悪いので、みんなで勉強環境を変えていくべきだというUCLAの研究

2019年UCLAなどの研究論文「Get up, stand up, stand up for your health!」では、座りすぎはとても体に悪いということでした。

今回の研究目的は

・今の大学生や教員達は「座りすぎ」のダメージについてどれぐらい理解しているのか?

・長時間の座わりっぱなしを減らすためにどんな手法を使うのがベストなのか?

という2つです。

具体的な研究内容は、8つのグループを使った「座りすぎ」に関するインタビューです。

66人の学生や教員を対象に「座りすぎ」に関するディスカッションをしてもらいました。

研究結果

研究の結果、「参加者のほとんどは座りすぎによる悪影響にまったく気づいていなかった」ということでした。

また、大学の授業において体を動かすことについて抵抗感があり、運動しようにも社会的に受け入れられない、環境上・学業上難しいと感じているようでした。

確かに授業中に自分だけ立ち上がるのはやはり勇気が必要ですね。笑

さらに、多くの参加者は30分位ジョギングすれば問題ないと考えていることもわかりました。

しかし、過去の研究によれば、30分程度のジョギングでは座りすぎによる悪影響は解決できません。

では、どのようにしたら良いのかという具体的解決策についてですが、UCLAの研究チームは今回の研究結果をもとに以下の解決策を提案しています。

・長時間の授業がある時は、少なくとも1時間に1回は立ちあがって足を伸ばす。

・そのための休憩時間を事前に授業内に計画しておく。

・クラスの活動の中に、立つ必要がある作業を取り入れておく。

・イスと机の間にゆとりを持たせ、立つのが簡単な状態にしておく。

・スタンディングデスクを置くために教室のレイアウトを変更する。

「そもそも座りすぎが身体に良くないため、勉強中に立ち上がるのはマナーが悪いとか言ってる場合じゃない!」とも主張しています。

まとめ

座って勉強するは身体に悪いので、みんなで勉強環境を変えていくべきだというUCLAの研究

座りすぎることは体に悪影響が生じます。

しかし、座りすぎが悪影響だと認識している人はほとんどいません。

なるべく立ったり歩いたりするようにしましょう。

そして、いつでも立てる環境を準備しておくことが重要です。

補足

座って勉強するは身体に悪いので、みんなで勉強環境を変えていくべきだというUCLAの研究

今回の研究チームは「今の教室では運動しづらい」という物理的な問題がある以上に、なによりも「認知」の問題が障壁になっているとも言っています。

もっとクラス内での移動の機会を増やしたり、移動のためのスペースを増やしたりするなど、勉強の環境を社会全体で変えていった方が良いでしょう。

自由に働ける環境の人であれば、簡単に改善出来るでしょうが、企業や学校レベルで改善していくとなるとなかなか難しいかもしれませんね。

会議中や授業中に急に立ち上がる人がいたら、驚いたり無礼だと思う人もいることでしょう。

しかし、それほどまでに、座りすぎは身体に悪影響を及ぼしますので、自由に立ったり歩いたり出来る環境にしていきたいですね。