高校を卒業すると太るって知ってましたか?
体感でなんとなく太ったかもと思う人も多いかもしれませんが、それは不思議なことではありません。
というのも、日本だけでなく、世界的に見ても高校を卒業すると太る人が多いというのが見てとれるんです。
では、なぜ太ってしまうの?と疑問に思う人がいると思います。
基礎代謝が年々落ちていくからではないかと考える人もいると思います。
今回はその疑問について調べた研究(メタ分析)を紹介します。
研究内容
今回の研究は2019年にケンブリッジ大学が調査してくれました。
その結果、学校を卒業すると、食事も乱れ、運動不足なるからだということが分かりました。
今回の研究対象は15〜35歳で、合計19件の研究をまとめたメタ分析となります。
研究結果
高校を中退すると、中高強度の身体活動が1日7分減少する結果となりました。
減少量は女性よりも男性のほうが大きいという結果でした。
(女性の6.7分/日、男性は16.4分/日の減少)
大学進学した人はさらにエクササイズ量が減少しました。
中から強度の身体活動が毎日11.4分低下していました。
2件の研究では、高校を卒業すると食事の質が低下することを示唆していました。
ということで、高校卒業したら確実に太るとは断言は出来ませんが、卒業後に食事とエクササイズの習慣が乱れ、太る人は多いという結果になりました。
今回の結果から研究チームは
子供たちは、学校内で健康的な食事と運動が奨励され、成人は子供と比較すると肥満になりやすい環境にある。 |
ということを言っていました。
当然、日本でも同様の現象が起きることが考えられますので、食事と運動の習慣については意識して生活することをオススメします。