睡眠の質をあげるための快眠テクニックを紹介していきます。
今回は室内の空気を喚起するというテクニックをおすすめしておきます。
そもそも、睡眠の基本は体内の炎症対策にあると考えられています。
炎症レベル高いということは、ストレスが多い場合がほとんどです。
そして、ストレスを沢山抱えているということは、睡眠の質を悪化させてしまうことに繋がります。
従って、睡眠の質を高めようとした場合、基本的な解決方法としては、炎症を抑えようとするか、ストレスを減少させようとすることが良いでしょう。
そのことから、食物繊維を摂取することは睡眠の質を改善するためには非常に良いことです。
なぜなら、食物繊維は体内の炎症を抑える効果が期待できるからです。
基本を踏まえた上で、今回は他の方法で睡眠の質を改善させたという研究がありましたので、紹介していきます。
研究内容
デンマーク工科大学の2015年の実験です。
参照:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ina.12254
デンマーク工科大学の研究では、睡眠の質を向上させるには、喚起すること(二酸化炭素の量を減らすこと)が効果があるのではないかということを調べてくれました。
具体的な研究内容については以下の通りです。
今回は男女30人を対象として、寝室の二酸化炭素の量がそのままのグループと二酸化炭素の量を減少させたグループ2つに分けて比較しました。
一方のグループは喚起した部屋で1週間寝てもらいます。
もう一方のグループは喚起の悪い部屋で1週間寝てもらいます。
喚起の方法は「寝る前にドアか窓を開ける」「専用のファンで喚起する」という方法を採用しました。
どちらのグループも室内の温度は全て一緒の設定に調整しました。
つまり、二酸化炭素の量だけを減らすように条件を設定したわけですね。
研究結果
その結果はというと、喚起したグループ(二酸化炭素の量を減少させたグループ)は以下のような良い結果が得られました。
①「さわやかな気分になった」と回答する人が多かった
②睡眠の質も有意に改善が見込めた ③翌朝の気分も良く、眠気も少なく、集中力もアップした ④論理的な思考力テストの成績が向上した |
喚起したグループにデメリットはほぼ見つからず、プラスの効果がばかりが見受けられました。
今回の研究結果から、「寝室の二酸化炭素を減少させることは効果的であった」ことが判明しました。
従って、不眠で悩んでいる人や睡眠の質を向上させたいなと思う人は、寝る前はしっかりと喚起をしてから、就寝することがおすすめです。
補足
部屋の喚起を行うこと(二酸化炭素の量を減らすこと)は睡眠の質を高めてくれるということが分かりましたので、室内の喚起を手助けてしてくれる機械や二酸化炭素の量をチェックする機会があると非常に便利です。
特に空気品質モニターの購入することは睡眠対策の効果が見込めますので、ご紹介しておきます。
空気の品質を寝る前にチェックしておけば、きちんと喚起をしてから寝れば良いかどうかが判別できます。
二酸化炭素濃度計なので、寝る前にチェックしてみると良いでしょう。
寝る前に空気清浄機で喚起しておくことも良いでしょう。