今回は集中力を高める部屋の作る方について紹介していきます。
きちんとした部屋作りをするだけで、集中力を高めたり、意思決定力を上げることが出来るのです。
科学的にも証明されていますので、安心してください。
では、どのような部屋を作れば良いのでしょうか?
集中する場所とリラックスする場所は分けましょう
出来ることなら、集中する部屋とリラックスする部屋をそれぞれ分けて作った方が良いのですが、ワンルームに住んでいるという人も多いことでしょう。
ワンルームに住んでいる人は、諦めないといけないのでしょうか。
そんなことはありません。
ワンルームの人は、ワンルームの中で集中する場所とリラックスする場所を分けるようにしましょう。
ポイントは、集中する場所には、集中する時に使うもの以外は置いてはいけないということですね。
反対にリラックスする場所には、集中する時に使うものを置いてはいけません。
このように何をするか明確な場所になっていることがポイントなのです。
集中する部屋は物を出来るだけ少なくした方が良いのか
集中出来る部屋を作ると考えた場合に、何となく集中する部屋は気が散らないようにあまり物を置かない方が良いのではないかと考える人もいると思いますが、物を極力置かない方が良いのでしょうか?
正解は、物は多すぎても良くないし、少なすぎても良くないという結果が出ています。
従って、「捨てラレネーゼ」も「ミニマリスト」もどちらも良くないのです。
なので、これから部屋の掃除をしようと考えている人は、何でもかんでもがむしゃらに捨てれば良いというわけではありません。
先ほどの集中する時に使う物とリラックスする時に使う物の両方を用意しておきましょう。
集中できる部屋の最適な気温とは
実は集中できる部屋を作るためには部屋の温度は非常に重要です。
2004年コーネル大学の研究では、仕事がはかどる気温とリラックスできる気温は違うことが分かっています。
気温によってメンタルがかなり変わることが分かっているのです。
なので、窓際で座っているのか、暖房をつけるのか冷房をつけるのかで、変化が生じます。
では、気温は何度が良いのでしょうか。
コーネル大学の研究では、仕事場の温度を20度と25度で比較しました。
仕事に集中できたかどうかの測定基準として、タイピングのエラーで判断しました。
その結果、部屋の温度が25度の時の方が、20度の時と比べて、タイピングエラーが40%も減少したのです。
すなわち、部屋の温度を25度にするだけで、2.5倍も仕事に集中できたということになるのです。
部屋の温度の注意点
仕事に集中するためには部屋の温度を25度にすれば良いのはわかりましたが、一つ注意点があります。
それは、人間は温度に飽きるという性質を持っていることです。
人間はずっと同じ気温の中にいると、次第に集中力がなくなるということも分かっています。
従って、集中力を長く保つためには、時間を区切って仕事をするか、部屋の温度を少し変えてあげることが大切です。
時間を区切って仕事をする場合におすすめなのは、ポモドーロテクニックを使うことです。
ポモドーロテクニックについては、以下の動画を参照してください。
部屋の温度を少し変えてあげるという方法は、実は気温を1度とか2度変えるだけでもOKなのです。
なので、25度に設定したあとは、1時間後に24度にしてあげて、また1時間経過したら25度に戻してあげるというのが良いでしょう。
少なくとも、仕事を集中させたいのであれば、20度から25度の室温にするようにしましょう。
ちなみにリラックスするのに最適な気温は13.9度となっています。
少し涼しい環境の方が休まりますので、参考にしてみてください。
最後に
気温によって、メンタルは大きく変わります。
仕事に集中したいなら、室温を25度にしましょう。
リラックスしたいなら、室温を13.9度にしましょう。
何を目的とした部屋かによって、集中できる場所とリラックスできる場所の面積も考えましょう。
集中する場所には集中する時に使う物のみ置きましょう。
リラックスする場所には、リラックスする時に使う物のみ置きましょう。