資金2000億の時に1兆7000億円の投資
資金6000万円の時に4億5000万円の投資
上が孫正義氏の例で下が本田宗一郎氏の例です。
規模がデカすぎて分かりづらいですね。
もっと庶民な価格にしてみましょう。
2つの事例とも資金の約9倍なので、資金30万円の時に270万円の投資をしたことになるわけです。
ですが、270万円投資したからといって、確実に返ってくる保証はありません。
投資だから当たり前なのですが…。
ですが、同じ状況で選択を迫られた時に、あなたは孫氏や本田氏と同じ行動をとれるでしょうか。
全然気にしないで投資するよという人がいたら、それは第2の孫正義氏になれるかもしれません。
ですが恐らく、ほとんどの人が無理でしょう。
そもそも日本人には、借金を悪だと思う人が多すぎるのではないでしょうか?
孫正義氏の例も本田宗一郎氏の例も、投資と言えば聞こえは良くなりますが、いってしまえば、ただの借金です。
借金が悪だと思っている人は、このような投資も難しいですね。
特にサラリーマンの人の方が経営者の人よりも抵抗が強い傾向にあります。
しかし、サラリーマンの人は借金を認識していないだけで、実は結構な金額を借金している場合があります。
それは家や車、生命保険を購入する時です。
特に家を購入する場合は原則、資産にはなり得ませんから、投資というよりは投機になるわけです。
年収300万円の人が平気で3000万円の家を買うわけですね。
住宅ローンといった類が実質的には借金なわけです。
ところが、家を買う時の住宅ローンは大丈夫なのに、お金を稼ぐためにビジネスをする時は、投資は危険だというのです。
しかも、住宅ローンの時は、3000万円借りるのに、ビジネスの時は30万円の借金でさえ、ケチる人が多く存在しています。
気持ちは分からなくもないですが、住宅ローンの借金とビジネスの借金を比較してみると、何か大きな違いあるのでしょうか?
残念ながらありません。
どちらも同じ借金であることには限りありません。
むしろ、ビジネスの場合の投資は、リターンが何倍にもなって帰ってくる可能性があります。
反対に、住宅ローンの場合は、確かに家を所有することは出来るかもしれませんが、リターンが入ってくることはありません。
なぜなら、家を買うことはただの浪費だからです。
従って、まずは投資は悪だ!借金は悪だという考えを捨てなければいけません。
以上を踏まえて、ビジネスを展開していくには、少しずつ投資金額に対して、慣れていくしかありません。
最初は資金3万円で30万円の投資からで構いません。
徐々に資金30万円で300万円の投資、資金300万円で3000万円の投資、資金3000万円で3億円の投資といったように慣れていくことが必要です。
孫氏や本田氏のような感覚を身につけるためには、どんどん金額に抵抗をなくすようにしましょう。
ちなみに与沢翼氏は、資金10万円の時に3000万円投資したということでした。
与沢翼氏の場合は、金額としては親しみやすい金額なのではないでしょうか?
しかし、資金10万円で3000万円の投資を出来る人はなかなかいません。
借金や投資は諸刃の剣です。
良い面もあれば悪い面もあります。
悪い面ばかりを強調せず、その借金や投資が意味のあるものなのかを十分考慮した上で、投資をしていくようにしましょう。
そうすることで、より幸せな人生を歩むことが出来るはずです。