せどりをしていて、Amazonで販売しようとなった時に、商品の値段をいくらにするか決めていますか?
早く捌きたいとか高い値段で売りたいとか重視したい項目は色々ありますよね。
明確な基準があればいいのにな〜なんて思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Amazonで販売する時に、何を基準に商品価格を決めていくべきか説明していきます。
最安値に合わせるパターン
基本的に、最安値に合わせて販売する人は多いのではないでしょうか?
もちろん、最安値に合わせれば、早く売れることでしょう。
しかしながら、当然に最も安い値段になるので、利益は少なくなります。
薄利多売の戦略が最安値で販売していくパターンになります。
例えば、利益500円の商品が2週間で50個売れれば、25000円の利益になるわけですが、利益2000円の商品が2週間で10個売れた場合は、20000円の利益になるわけです。
つまり、同じ2週間という期間で考えた場合、最安値で販売した方が、利益は大きくなるという計算が成り立ちます。
全体の利益が大きくなるのであれば、最安値で販売することはベターな選択肢と言えます。
ですから、あくまで全体を考えて、最安値販売をしていくべきでしょう。
他にも、最安値で販売した方が良い場合というのがあります。
それは、自分のお店の評価が欲しい場合と、早く現金が欲しい場合です。
自分のお店の評価が欲しい場合
まず、自分のお店の評価が欲しい場合ですが、沢山の数を売る事で、評価数が多くなるわけです。
当然といえば当然ですね。
ただ、商品の価格によっては、クレームを付けてくるお客様をいらっしゃいます。
例えば、「○○という商品は定価が5000円なのに、なぜこのお店は10000円で販売しているんだ!ぼったくりにも程がある。消費者を舐めるな!」なんて、心のない投稿をしてくる購入者様もいらっしゃいます。
私個人的な意見を言わせてもらえば、値段が高いと思ったら、買わないで諦めるべきだと思うのですが、現実にはそうならないお客様も多く存在しています。
せっかく沢山販売したからと言っても、上記のようなコメントがついてしまえば、意味がありません。
特にAmazonの評価は、何万件も評価をもらっているセラーでなければ、1票の評価はかなり重い評価になるわけです。
しかしながら、値段を最安値にあわせれば、悪評価を受ける可能性は下がります。
良い評価が沢山つけば、後のお客様も安心して、自分のお店から購入してくれますし、Amazonのカート価格でも販売しやすくなります。
目先の利益ではなく、長期的な利益を想定した場合に行うべき戦略とも言えますね。
早く現金が欲しい場合
せどりの何が一番難しいですかと聞かれたら、キャッシュフローの管理が一番難しいと答えてしまうのではないでしょうか。
私もキャッシュフローには、何度も泣かされた事があります。
ビジネス全般的に、キャッシュフローで苦しんでいる人は多いと思いますが、せどりもまたキャッシュフローで苦しみやすいビジネスモデルなわけです。
キャッシュフローが厳しくなると、現金が手元に欲しくなります。
実際にせどらーの人はクレジットカード支払いの人が多いと思いますが、クレジットカードの支払日が迫っているのに、現金がないなんて事は経験した人もいるのではないでしょうか?
例えば、値段を高く設定しているため、自分が予想していた期間で商品が捌ききれないなどですね。
そういった場合に、値段を最安値にしてでも、先に販売してしまって、お金をもらいたいということもあり得ます。
本来は、商品の価値を考えれば、もっと高い値段で売れるべきなのに、現金を得るためには仕方がなかったということもあります。
どちらにせよ、望ましいパターンではないということですね。
カート価格に合わせるパターン
Amazonのカート価格に合わせて売る人もいることでしょう。
これが最もベターな販売方法だと考えられます。
商品を仕入れする際に、過去にいくらの価格で売れているかモノレートなどでチェックする人は多いと思いますが、大抵の人は、最安値だけを見て判断していることが多いです。
もちろん、時間の節約を考えれば、その選択肢も間違いではないでしょう。
しかしながら、そう方法だと、本来ならば、仕入れ出来ていた、おいしい商品を見逃してしまうことになりかねません。
特に、カート価格販売をする人は、新品予約販売をしているセラーさんに多いですね。
カート価格と最安値価格では、金額が全く異なることがあります。
1000円や2000円の差額があることなんてザラです。
Amazonでせどりをしている人であれば、知っている現象なのですが、一般の消費者の方は、あまり気にせずに商品を購入する人もいるようです。
その辺は、個人的には、世界3大謎事件に入れても良いと思っているのですが・・・本当に購入する人も多いです。
従って、カート価格で販売することで、より大きな利益を取ることが出来ます。
基本的には、カート価格に合わせて販売価格を設定していくべきでしょう。
しかしながら、仕入れの段階で、絶対にカート価格で販売することを前提にしてしまうと、赤字になる可能性も高くなるので注意が必要です。
このあたりは、商品知識がモノをいう世界になってきますので、日頃からリサーチする癖をつけておくことをおすすめします。
俺様価格で販売するパターン
俺様価格とは、出品者が少ないため、自分の言い値で販売することです。
例えば、定価1000円の商品を9800円で販売したり、5000円だった商品を29800円で販売したりすることですね。
俺様価格で販売することは、利益が非常に大きくなるので、みんな俺様価格で販売したいと心の中では願っているはず・・・なのですが、現実問題としては、事例はそんなに多くないので、条件が必要になってきます。
俺様価格の条件
1:出品者の数が非常に少ない
2:俺様価格でも本当に売れるかどうか
3:過去に売れた実績がある
まずは、俺様価格をつけることが出来るのかが大切になってきますが、出品者の数が非常に少ないという条件が必要です。
多くても5人以内でないと、難しいですね。理想的には、まだ誰も出品者がいないというのがベストです。
仮に出品者いない状態で、俺様価格をつけれたとしても、穏当に俺様価格で売れるのかどうかが一番の問題です。
そのためには、モノレートなどで、過去に俺様価格で売れた実績が見れたら最高なのですが、通常は見れない事がほとんどでしょう。
もしくは、販売した回数が少なくて、年に1回2回あるかないかかもしれません。
つまり、連れるかどうかは分からないのに、商品を仕入れるかどうかという所も問題となります。
仕入れ価格が1000円とかの安い金額なら、まだ影響はないかもしれませんが、10000円とかになると結構厳しくなるでしょう。
俺様価格でも商品が売れるかどうかは、経験でしか判断出来ません。
実験、実験で試してみるしかありません。
ただ、1度でも販売してしまえば、自分しか気付いていない商品になるので、もはや独占販売でおいしい市場が待っています。
一撃の強さがあるのが俺様が価格ですね。
まとめ
商品を仕入れする時の判断は、基本最安値をチェックしておきましょう。
商品を出品する時に、最安値にするか、カート価格に合わせるか、俺様価格にするかを考えましょう。
最安値で販売するのは、最後の手段と考えましょう。
他に値段を高くして販売出来る方法がないか考えましょう。
俺様価格で販売出来れば、独占市場が待っている。