今回は小説を読むとコミュニケーション能力が高まって、年収もアップするというデータが出ましたので、ご紹介いたします。
以前から、小説を読むと、他人の感情を理解することになるので、他人の感情を察する能力が高まり、それに伴いコミュニケーション能力が上がるのではないかと考えられてました。
そこで、今回の仮説を検証すべく、調査が行われたということです。
ちなみにコミュニケーション能力が高いと年収も比例して高くなるというデータが見られますので、コミュニケーション能力を高めておくことは年収アップにも効果的と考えられます。
従って、少しでもコミュニケーション能力は高めておくべきですね。
ロチェスター大学の実験内容
さて、今回のデータはロチェスター大学の論文に明らかになりました。
調査内容は過去のフィクション研究の中から、質が高いと判断される14件の結果から、メタ分析を行ったものになります。
具体的な実験方法としては3パターンを用意して調査しました。
①被験者の半分に小説を読んでもらい、残りにはノンフィクションを読んでもらう
②被験者の半分に小説を読んでもらい、残りには何も読ませない ③フィクション、ノンフィクション、何も読ませない |
上記の3パターンで比較検証しました。
また、どのようにして、コミュニケーション能力があるのかという調べ方も重要ですね。今回の実験のコミュニケーション測定方法は以下の通りです。
①他人の感情を正しく判断できるかどうか(例:顔写真を見て怒ってるかどうかを当てる)
②他人の視点に立ってものごとを考えられるかどうか |
実験結果
小説を読むと確実に共感力は上がる!(効果量はg = .15〜.16) |
今回の実験結果では小説を読むと間違いなくコミュニケーション能力が高まることが分かりました。
どの位、共感力が上がるのか効果量も測定しています。その結果、効果量は小さいという結果が出ました。
効果量は小さかったのですが、確実に共感力は上がりました。
今回の実験期間は3週間という短期間での実験でしたので、実際に長期的に小説を読めば、共感力が大きく向上することも十分、予測されます。
従って、年収を上げたい、もしくはコミュニケーションの能力を高めたい、コミュ障を克服したいという人は小説を読むことをおすすめします。
具体的にどの小説を読めばよいのか
今回の実験で読まれた小説家のリストをご紹介いたします。
どんな小説でもコミュニケーション能力が高まるのかは、残念ながらまだ不明です。
しかし、今回の実験で読まれた作家の小説を読むとコミュニケーション能力は高まります。
コミュ障を改善したい、コミュニケーション能力をあげたい、年収を上げたいという人は、是非とも参考にしてみてください。