仕事が出来る人間になりたいと思っている人は沢山いることでしょう。
仕事の生産性が上がれば、収入を上げることが出来ます。
仕事の生産性が上がれば、労働時間を少なくすることが出来ます。
つまり、仕事の生産性が上がることであなたの人生は豊かになります。
今回、カリフォルニア大学バークレー校のモーテン・ハッセン氏が5000人のデータを調べた結果、仕事の生産性を高める方法が分かりました。
仕事の生産性を大きく高める方法は4つあります。
タスクを減らし、集中する
価値観から逆算する 限界的練習を行う 情熱と目的を持つ |
それでは、一つずつ解説していきます。
タスクを減らし、集中する
まず最初に「タスクを減らし、集中する」ということですが、一般的によくやられているのは、やるべきこと(タスク)に優先順位をつけて、優先順位通りに作業を行っていくという方法です。
しかし、モーテン・ハッセン氏は優先順位をつけて作業を行うだけでは不十分だと考えています。
モーテン・ハッセン氏は以下のように発言しています。
「優先順位を決めるだけでは、仕事の達成率は半分にしかならない。本当に生産性が高い人は、タスクの数が少ないだけでなく、そこに「固執」と呼べるレベルの集中力を注ぎ込む。」
「不要なものはとにかく削ろう。余計な会議、手順、システム、評価基準……。そのうえで残ったタスクだけに努力を注ぎ込めばいい。次のように自分に問うてみよう。優れた仕事をするためには、どれぐらいのタスクを取り除けるだろうか?そしてつねに思いだそう。できることを減らすほど、すべきことは多くなる。」
つまり、タスクを出来るだけ少なくすることを推奨しています。
そうすれば集中力が上がって、パフォーマンスも上がるよということです。
では、パフォーマンスはどのくらい向上するのかというと、約150%も改善したということでした。
150%の向上は予想よりもかなり大きな効果量だと思いますので、仕事の生産性を高めたいと考えている人は、是非取り入れてみてください。
やらなくても大丈夫なことを削ぎ落とし、やるべきことだけに集中するようにしてください。
補足ですが、今回の報告では「集中すべきでない場面」というのも紹介されています。
集中すべきでない場面は以下の2つの場合です。
①アイデアを出したい時
→アイデアを出す時というのは、創造性が必要になります。集中と創造性は反対の働きなので、アイデアを出したい時はわざわざ集中する必要はありません。
②どちらが最適な方法なのか分からない時
→広告のテストなどで多いのですが、2つのうちどちらの方が良い結果になるのか分からない場合、2つとも同じ集中力を使って検証した方が良いのです。
価値観から逆算する
長時間労働はあまり意味がないということは判明していますが、モーテン・ハッセン氏は以下のように発言しています。
「もし、今の労働が週に30〜50時間のあいだなら、あと2〜3時間プラスで働くのは意味があるかもしれない。しかし、週に50〜65時間を超えて働いている場合は、追加の労働時間は意味がなくなってしまう。さらに週の労働が65時間を超えると、すべてのパフォーマンスが低下していく。」
つまり、週50時間以上の労働は不要で、長時間労働する位であれば、働く方法を変えましょうということですね。
「仕事の改革について考えるとき、私たちはついゴールから逆算して考える手法をとりがちだ。しかし、これは効果がない。
本当に効果的なのは価値観から逆算することだ。自分にこう問いかけてみよう。「いまの仕事が生み出している価値とはなんだろうか?」」
売上を上げる方法は、単純に労働時間を長くすれば、それだけ売り上げが上がるだろうと考えがちだが、お客様を喜ばせるためには、どのようにしたらよいかというように視点を変えてみることで、結果的に売り上げが上がることもあるということですね。
これが価値から逆算してみるということです。
限界的練習を行う
限界的練習とは、キツいと感じるレベルの練習を行うことです。
アンダーエリクソン氏 10000時間の練習
同じ練習を10年くり返しても優秀にはなれない
本当に使える練習法は、厳密にコントロールされた練習
優れた人は、つねに結果を注意深く測定し、高い基準にもとづいてフィードバックを求め、小さな欠点を正す。