今回は記憶力をアップする方法について紹介します。

モントクレア州立大学の実験で、手を90秒握るだけで記憶力がアップするという結果が分かりました。

なので、記憶力をアップさせたいという人は記憶する前に90秒だけ手を握るようにしましょう。

ちなみに今回の実験内容は以下のように行いました。

51人の学生を5つのグループに分けました。

全ての学生に「72個の単語を記憶してください」と指示しています。

■5グループ

①記憶する直前に90秒だけ右手を握り、90秒だけ右手を握りながら単語を思い出す

②記憶する直前に90秒だけ左手を握り、90秒だけ左手を握りながら単語を思い出す

③記憶する直前に90秒だけ右手を握り、90秒だけ左手を握りながら単語を思い出す

④記憶する直前に90秒だけ左手を握り、90秒だけ右手を握りながら単語を思い出す

⑤なにもしないで記憶する

なぜ、このような実験を思いついたのか不思議な人もいるでしょう。

実は過去に他の研究で、「手を握ると脳の特定の場所が活性化する」という結果が出ていたからなんです。

そこで、手と脳は密接に関係しているから、「ひょっとすると手を握ると記憶力が上がるのでは?」と仮説を立てたのです。

そして、その研究結果がこちら

■研究結果

右手を握って単語を記憶してから左手を握って思い出したグループが、もっとも成績が良かった

なにもせずに単語を記憶したグループよりも、手を握ったグループは全体的に成績が良かった

参照:https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0062474

つまり、当初の予想通り、手を握って記憶する方がより多くの単語を記憶出来たということになります。

研究者の考察では、手を握るというシンプルな体の動きが一時的に脳の機能を変化させて、記憶力を向上させるという可能性を示しました。本当に手を握る行為が言語や空間的な能力も向上させるのかは、さらに調査するが必要ありますと述べています。

今回の研究結果では、右手を握った後に、左手を握って記憶するのが一番良い結果となりました。左手を最初に握った後に、右手を握って記憶するのは、大きな変化はなく、右手を握った後にもう一度右手を握って記憶した方が良い結果になったため、利き腕が関係するのかもしれませんね。

現在では、体を動かしながら、勉強することは良い事であると認識されつつありますが、今回の研究で手を握るだけでも効果があったということなので、体を動かすことは脳の活性化に役立っていることが分かってきましたね。

ひとまず、歩きながら記憶することは現状、最も効果的な方法と考えて良さそうです。